奥村先生
速報でお伝えしたとおり、無事東京マラソンを完走してきました。

自己ベストタイムには24秒届かない結果でしたが、ほぼプラン通りのランニングができたので今は満足しています。
そして僕は今回のマラソンを走り終え、マラソンにまつわるある言葉を改めて実感しています。

「マラソンにまぐれはない」

練習の量と質がレースを左右するということを言い表している言葉です。
「量=走行距離」で、これはわかりやすいですね。

一方「質」はというと「質=メニュー内容」という捉えられ方が一般的です。

つまり、質を左右するメニュー内容とは・・・
「LSD(ゆっくり長い距離を多く走る)」→脚力強化

「インターバル(レースよりも早い設定で走りそれを何度か繰り返す)」→心肺強化

「ペース走(レースと同じペースで20kmや30kmを走る)」→総合強化
など、身体そして心拍へバラエティーに富んだ負荷をかけて強化をはかるということです。

しかし、今回僕が感じている「質」とは、身体の使い方をコントロールするという「質」です。

一つの動作でもクオリティーを意識する場合とそうでない場合に大きな違いがあることをアレクサンダー・テクニークのレッスンを通じて学ぶことができました。

先生のレッスンを初めて受けたのが2015年7月20日でした。

1年半前のことです。

その時の僕は足底、足首、膝などあらゆる脚の痛みに悩むと同時に、ランニングフォームへの迷いを抱えていました。
2014年に自己ベストを出したあと、僕はまだまだ行けると自己過信し、がむしゃらに練習量を増やしました。

その結果足の故障を招き練習の追い込みができなくなり、マラソンのタイムもどんどん落ちていったのです。
前述した「量」と「質」ですが、マラソンの練習でどちらが大切かと言われたら・・・もしかしたら「量」の方かもしれません。

42.195kmを3時間30分を切るタイムで走りきるためには、最低でも月間200km~250kmの走行距離が必要だと言われています。

当然、身体能力や才能でその数値は変わってきます。

しかし、どちらにせよ一番大切なのは「怪我をせずに練習を積み重ねられるか」になっていきます。
そして怪我をせずに月間の走行距離を積み上げるためには身体の使い方が重要であることはあまり語られていないことです。

多くの故障ランナーが整体や鍼灸院に通い痛みを癒やし、また走り続けるのです。

しかし、その故障の真因である身体の使い方(フォーム)を根本的に見つめ直そうという人は少数派です。
更に型にはまった「フォーム」ではなく、本当の「身体の使い方」を見つめ直す機会はほぼないと言ってもいいのではないでしょうか。

奥村先生にランニングのフォームを直接ご教示いただいてはいないと思いますが、この1年半身体の使い方を見つめ直す訓練を重ねてきた結果、僕は怪我をすることなく月間の走行距離を約300km近くまで伸ばすことができました。
また、怪我なく練習を積み重ねることができたということがレース当日の落ち着きと自信を与えてくれました。
レースの最中は今までのレッスンで学んだことを繰り返し思い出し、実践するように心がけました。
・プライマリーコントロールを意識する

・足底全体で大地を捉え、大地から力をもらう

・雑巾絞りでヒントを得た腕振り

・柳のようにあらゆる状況に対応できるような気持ちでいる

・笑顔で楽しむ
特に意識をしたのは、稼働する脚や腕を必死に動かすのではなく、関節と筋肉の存在を意識し、足や腕が動き易いように制約を外してあげ、それらが連動することでした。

身体というオーケストラを指揮する指揮者の意識で、各部位と対話しながら、動きのバランスをとることに集中しました。

そして冷静に一定のペースで走ることを意識しました。
その結果、ほぼイーブンペースでレースを走りきることができました。

僕の場合いままでの多くのレースで、後半しかも30km以降大幅にペースダウンしていましたので大きな進化だと思います。
充実したレースを組み立てられたものアレクサンダー・テクニークのおかげだと実感しています。

ありがとうございます。
これからもご指導いただけますようお願い致します。

【過去のレース結果】
2014 3月  3:09:01(48歳)
2015 3月  3:18:01(49歳)
2016 3月  3:43:02(50歳)
2017 2月  3:09:25(51歳)