先日、私の加盟しているイギリスのアレクサンダーテクニーク協会(以下STAT)よりアンケートが届きました。

「Parkinsons and Alexander Technique – quick survey」

パーキンソン病とアレクサンダーテクニークのアンケート調査です。

アンケートそのものはパーキンソン病患者の方とワークした経験があるか、パーキンソン病の方はアレクサンダーテクニークでどのような効果を得たのか、今後パーキンソン病の方とレッスンを行うことに関心があるか?などでした。まだまだアレクサンダーテクニーク教師としてキャリアの浅い私は今現在パーキンソン病を患っていらっしゃる方とお会いしたことがなくアンケート調査そのものには有益な回答は行えませんでした。

1996年アトランタオリンピック開会式でのモハメド・アリ氏が聖火ランナーを務めた映像にてパーキンソン病を知ったように思います。その他はマイケル・J・フォックスがパーキンソン病を公表されたと芸能ニュースで聞いたことがありますが難しい病気という程度のことしかわかっていませんでした。

有志のアレクサンダーテクニーク教師が始めたパーキンソン病とアレクサンダーテクニークの調査が今後どう展開していくのかまだわかりませんが、アレクサンダーテクニークが少しでも生活の質を上げるお手伝いができればと思っております。今現在、東京近郊でパーキンソン病で悩んでいらっしゃる方がいらっしゃいましたら、まずは一度お問い合わせください。アレクサンダーテクニークを通じて何ができるのか、一緒に考えてまいります。

 

この動画は、tips & tricks WPC(World Parkinson Congress) ーアイデアとコツ 世界パーキンソンコングレス) での一コマです。

長年パーキンソン病を患っている青い服を着た女性は、手を始め全体的に震えがあり、そのまま歩き出そうとすると前傾姿勢となり、足が思うように前に出せず小刻みにしか進めないそうです。

しかしながら、アレクサンダーテクニークで習った通り頭に上方向のダイレクション(方向性)を与え後ろ足を地面ときちんとコンタクトさせることで徐々に歩行バランスが改善され驚くまでにスタスタと歩く姿が映像に収められています。

アレクサンダーテクニークでは、頭-首-背中の連携を阻害する無駄な緊張をやめていくことで、その人本来のナチュラルなバランスを取り戻すお手伝いをいたします。姿勢というと、いい姿勢、悪い姿勢などと固定された静的イメージを持ってしまうかもしれませんが、ポーズ-pose-(写真などのでの切り取られた姿勢)ではなく、ポイズ-poise-(釣り合い、バランスの取れた身のこなし)という意味での動きを伴うバランス感覚を学ぶことを、頭の位置を考えることから始めていきます。

先ほどまでの震えから解放され、いきいきと会場内を歩いて戻ってきた彼女の言葉です。

-That’s why I like the Alexander Techniqu. Because I can get around!-

ーだからアレクサンダーテクニークが好き。なぜなら私は歩き回ることができるからー