先日4月8日(日)に行われたランニングワークショップ「考えるランニング」。

当日ご参加いただいた方より、その後の感想を頂戴しましたので、ご許可を得て掲載させていただきます。

T.Hさん(男性)より

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新宿でのランニングワークショップに参加させていただきました。
感想をお伝えしなければと思いながら五月になってしまいました。
自分は健康のために10年前から走っていますが、近年故障が多く思うように走れていない状況でした。
年齢を理由にしたくなく効果があれば積極的に試したいと思っていましたので、
今回、ワークショップに参加させていただきました。
講習を受けた後、具体的なランニングホームを習得した感は正直なところありませんでした。
ただ体のバランスを考えて走るのだと理解し日々そのことだけ考えて走るようになりました。
最初に気づいたのは一番重い頭の位置が大事ではないのかなと思い調整するようになり、体の重心を理解するようになりました。
2か月経過しても結論はまだでていませんが、体のバランスを考えて走るようになってくると、今までのランニングホームの悪いところに気づいてしまうようになりました。
改善しなくてはいけない事がいくつも出てきてもしかしたら、これがアレクサンダーテクニーク効果なのかと感じます。
自分で気づいたことは矯正もスムーズにでき改善している気がしています。もう2~3か月この調子で走り続けます。
またご報告できれば幸いです。
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こんな素敵な体験後日談を送っていただき、とても感動しました。
運動経験がほとんどない私が初めて取り組んだワークショップテーマをランニングにした理由もここにあります。
私自身運動できませんので、具体的なランニングフォームのご提案はできません。
アレクサンダーテクニーク教師として私が行ったことは、参加者お一人お一人がアレクサンダーテクニークのプライマリーコントロールの原則をもとに自分自身と自分のランニングを考えるきっかけをお伝えしたかったのです!

 

具体的にアレクサンダーテクニークを通じてどう学ぶのか?

 

楽器においてもよくあることですが、「正しいフォーム」「正しい楽器の持ち方」というものがあります。
私達はその「正しいフォーム」を理解してそれを再現しようと日々練習しています。
でも本当に、自分は「正しいフォーム」を再現できているのでしょうか?

楽器の話になりますが、例えばクラリネットのアンブシュアにも「正しい形」があります。
しかしながら、前歯の大きい人/小さい人。前歯が出ている人/受け口の人。歯並びのきれいな人/そうでない人など様々。
ですので教科書に書いてある「正しい口の形」にぴったりなる人はほとんどいません。

では何が重要なのか?
口の形そのものではなく、その口の形をもたらすためには口の周りの筋肉がどういう方向性をもって機能しているかのほうが重要なのです。

ランニングにおいても、一般的な「正しいフォーム」に当てはめようと無駄な力を入れてしまっているのであれば、それはきっと正しくないフォームになっていることと思います。
正しいフォームといっても形ではないのです。そのような足運び/腕運びを行うためには周辺の筋肉がどういう方向性をもって機能するのか、がかかわってくると考えます。
そして筋肉の方向性を理解して身体を動かすために、プライマリーコントロールが最大限に働くことの出来る頭と首・背中の関係を習得する。

そのプロセスはきっと一人一人違うはず。
ですので皆さんがつねに自分を考え意識し、どれだけ自分に気づくことが出来るか?が問われるのだと考えます。

ぜひ一度アレクサンダーテクニークを体験してみてください!
新しい自分の発見があるかもしれません。