今あなたを悩ませているものは何でしょうか?

  • 楽器の演奏、思うようにうまくならない
  • マラソンの記録が今一つ伸びない、走る距離が増やせない
  • パソコン作業で肩がこる
  • スマホの使い過ぎで目が痛い
  • ダイエットのためにヨガを始めたら怪我をしてしまった
  • ラインやSNSの書き込みに追われて携帯電話が手放せない
  • 人前でのプレゼンテーションや発表の際、緊張して練習通りできない
  • 持てる、と思った荷物を持ったらぎっくり腰になった

...などなど。
人の数だけ悩みもまた千差万別。でも実はこの悩みの多くは関連しているんです。

私は楽器演奏の際に肩が凝ったり腱鞘炎になったりしていたけど、いざ会社に入ったらパソコン使っても腱鞘炎を悪化させたし、たまに手書きで文章を書くときには必要以上にペンを握りしめて肩凝りや腱鞘炎をさらに悪化させてました。
またオフィスでデスクワークが続く中、ある日突然ふくらはぎに痺れを感じて病院に行ったら「腰が悪い」と告げられました。腰痛なんて全くなかったのに。でものちにクラリネットの先生に私の股関節の硬さを指摘され、股関節の硬さが演奏や椅子に座る姿勢に大きな影響を及ぼしていることを知りました。
私たちの身体は一つで私たちの脳は一つ。だから勉強・スポーツ・趣味などいろんなことを行っているけど、その根底で私たちの身体の使い方はいつもの癖で動いている。

私は書くことが嫌い、なぜなら字が汚いから。ではどうして字が汚いか考えたことがありますか?
いろんな理由がありますが、一つの大きな理由は「椅子にバランスよく座れないから」でした。椅子にバランスよく座れないのは股関節がうまく動かないから。股関節の動きが悪いと椅子に座っている間もずっといろんな筋肉を使って緊張しているので、ペンを持つときに無駄に力んで握りしめてしまう、さらにさっさと終わらせて別の姿勢に変えたいので、余裕をもってゆっくり書くことができない、そのため書きなぐる結果に。

アレクサンダーテクニークでは一人一人と向き合ってその人の身体の使い方を考えていきます。私の場合はまず椅子に楽に座れるようになると、机に向かってノートを広げてもイライラしなくなり、そのため字を書くときも一文字一文字十分な時間をかけて書けるようになりました。また前はノートに顔を近づけてしまっていたのですが、顔が机から離れると全体が見えるようになり、文字バランスも改善することになるでしょう。

うまくいかないことに悩む前に、アレクサンダーテクニークで自分を見つめなおしてみましょう。あなたの可能性が広がります。