アレクサンダーテクニークは音楽以外でも役に立つのですか?

*****アレクサンダーテクニークは音楽以外でも役に立つのですか?*****
近年、すでにご活躍中の先生方のお力で、音楽を学ぶ人たちの間でアレクサンダーテクニークに関心を持たれる方も増えてきていると思います。

私自身クラリネットをもっと上手に演奏したい!という思いで試行錯誤していた過程でアレクサンダーテクニークと出会いました。

しかしながらロンドンの学校にて楽器だけでなく、オーバーワークで身体を壊した人、スポーツトレーナーからマーシャルアーツなど運動系のスペシャリストなど色んな生徒と出会ったことで私の視野は広がりました。
アレクサンダーテクニークは「自分の使い方」を学ぶこと。
「自分の使い方」を知れば、自分が関係するすべてのアクティビティにおいて新しい発見、新しい関わり方を見出すことが出来るでしょう。

ーー音楽であっても、ランニングであっても、ダンスであっても

 

こちらは水泳の「ショウメソッド」を考案したスティーブンショウのインタビュー映像です。


スティーブンショウ氏が水泳を続ける過程でどんどん大きくなっていったという首と背中の問題。

その後彼はアレクサンダーテクニークに出会いアレクサンダーテクニークでのムーブメント(動き方)を学ぶことでインスピレーションを得てショウメソッドを考案しました。

スイマーにとって往々にして泳ぎたいという欲求が先に立ちやすいので、まず陸上でゆっくりと自分がどう身体を使っているかを学ぶそうです。

 

この動画に映っているムーブメント(動き)を取り入れてみました。
・自分で決めた目標から目をそらすことなく見続けること

・前に進む事に囚われすぎず自然に踏み出すこと

・前向きの推進力と後ろ向きの腕の動きを行う為の脳からの動きの指示

・動きの中でも保たれる頭ー首ー背中と肩甲骨から身体を広く保つ事
などなど、水泳に限らず日常の動きとしても楽しく取り入れる事のできるムーブメントでした。
楽器だから、水泳だから、ランニングだから。私はつい特別扱いして日常の自分と切り分けてしまいがちでした。

でも今は、音楽を演奏するのは他の誰でもない、私自身だと考えられるようになりました。

もっと自然に演奏できるようになったら、奏でられる音楽にも自然に私という個性が乗ってくることでしょう。

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