ロンドンの旅 その1
先日無事にロンドンより帰国しました。
やはり2年ぶりのロンドンはお気に入りのお店が閉店、ビルが一棟立て直し、などいろんなところで月日の流れを実感することになりました。
今回の旅の目的はアレクサンダーテクニークの勉強でしたが、せっかくなので今回のロンドン旅行全般を気の向くままに書いていこうかと思います。
久々のロンドン。
ふるさとは遠くにありて思うもの、という言葉もありますが、やはり日本に住んでいると日本の良いところがあまりに当たり前と受け止めるようになり気付かないでいるんだなぁ、としみじみ実感する旅の出だしとなりました。
◆いざ飛行機に乗ってみると…
今回はANAで予約しました。本来5月~6月は旅行するのに一番適したいい季節。飛行機代はかなり高くなります。
当初調べていた時はどの日程もとても金額が高かったのですが、なぜかゴールデンウィーク明けにANAの特定の日程でとても値段が下がったのを発見したため今回の旅行を決断しました。
航空機の値段って本当に読めないですね…。
さて、今回はエコノミーの後方席だったのですがいざ搭乗するとなんと満席。
しかも私の周りはイギリス人と思しき人でぎっしり!
「あぁ、ANAもついに海外の乗客に選ばれる世界的に有名なエアラインになったんだ…!!!」と感動していたのです。
ところが、途中アテンダントさんに伺ってみると、驚く返事が。
「今日はブリティッシュエアウェイズからの振り替え乗客が30-40人ほど搭乗しているんですよ」との事。
ブリティッシュエアウェイズはJALとコードシェアしているけれど、ANAとはどんな関係だったっけ?とかいろんな疑問が頭をよぎりましたが、アテンダントさんは「たま~にあるんですよ、こういうこと」と笑顔で言っていたのであまり気にしていませんでした。
・・・、そして事の真相は、後ほどロンドンの宿泊先でBBCニュースで知ることになります。
食事の後、往路機内で見た映画「パッセンジャー」。
120年かけて宇宙を旅する宇宙船内にて突然のアクシデントに見舞われ、たった三人が冬眠から目覚めてしまう。さらには宇宙船本体が隕石によって損傷、このままでは宇宙船が壊れてしまう!というもの。大丈夫な人は平気なのでしょうが、今まさに飛行機に乗って居移動しているのに、宇宙船壊れて宇宙空間に遭難?、なんてテーマ、怖すぎです。そのせいかどうかはわかりませんが、すっかり気持ちが高ぶってしまいろくに睡眠をとることもできないまま、飛行機はロンドン・ヒースロー空港へ着陸したのです。
◆悪名高かった英国イミグレーションは今
ANAはターミナル2に到着。
ターミナル3の頃は日本だけでもANA,JAL,BA,VSと4便が20-30分ごとに到着していたのですから、入国審査の行列はとっても長いものでした。
ロンドンオリンピックを機に悪名高いイミグレーションの待ち時間を短縮する対策が行われ、その後BAは新規オープンしたターミナル5へ、そしてANAは改装後リニューアルオープンしたターミナル2へ移りました。
ターミナル2へ移動直後は飛行機の乗り入れが少なくガランとしていましたが、数年たった今回は到着便も増えそこそこの混雑具合。
時折入国審査官が叫びます。
「誰かスペイン語が話せる人はいませんか~?!」
最初はスペイン語のできる入国審査官を読んでいるのかと思っていたのですが、なんと順番待ちしている旅行客への呼びかけ!
英語の質問が理解できない旅行客を通訳する旅行客。でも通訳してくれた人も一組助けたらその後すぐ入国してしまいます。。。
数分ごとに飛び交う「スペイン語が話せる人~」という呼びかけとともに待つこと35分。予約私の順番です。
※イミグレーションで聞かれること
・どこから来たの?
・この後ほかの路線への乗り換えはある?それともロンドン市内に行くのか?
・ロンドンへは何しに?何日間?
・以前にロンドンに来たことある?
・どこに宿泊するの?
・ロンドンでの予定が終わったらどこへ移動するの?
だいたいこんな内容です。
ロンドンへは観光へ、乗り換えが無ければ難しくないです。
乗り換えなどある場合、または不安な方は帰りの飛行機の予約チケットや旅程表のコピーを用意しておくと安心です。
ここでうまく答えられないと、「誰か日本語が話せる人いませんか~」と叫ばれるかもしれません(!?)